フリーアナウンサー 井門宗之さん

第17弾は、大学ご卒業後、ジャパンエフエムネットワークに入社。今年(2020年)に退社され、フリーとなり株式会社ノックを設立。ラジオパーソナリティとして、テレビでも進行役としてご活躍の井門さんにお話しを伺いました。

インタビュアー
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フリーになったばかりの井門さんですが、これからフリーになろうという方に
どんな準備や心構えが必要だと考えますか?

僕は43歳でフリーになったのですが、今の歳で決心してヨカッタなと思っています。会社に勤めていると20代にも30代にも…それぞれ意味合いは違いますが「辞めようかな?」と思うときがあると思うんです。これからフリーになろうという方は「何歳で辞めようとしているのか?」か?そこから一度自分の歩いてきた道を振り返ることが大切ではないか?と。つまり、フリーになるために大切なことは「人脈を作ること」だと思っています。この年齢になり周りを見回すと、放送関係だけではなく、たくさんの知り合いや友人がいて「あ~自分は一人じゃないないな。大丈夫だな。これまでやってきたことは間違ってなかったな。」と思えたのがこの歳だったんです。
もちろん、所属している会社の人たちとどういった人間関係を築いてきたのか?も重要です。自分自身を「社員だからこの番組に起用してくれた」のか?「一人のしゃべり手として信頼して起用してくれた」のか?この違いを自分でしっかり把握出来ているかどうかは大切です。もちろん社員だからこそ任された部分も大きい。ただ、それだけじゃない部分も少なからずある、と自分で自信をもって言えるようになる経験も大切ですよね。そしてその経験こそ所属していた会社とのこれからの付き合い方に繋がってくるとも思うんです。

井門さん
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インタビュアー
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そうですね。私が耳にする井門さんの社内信頼度は高いですよ(笑)ただ、事務所に入らずにご自身で会社を設立しようとされたのはなぜでしょう?

これまでは会社の中にいて、充実した20年間を過ごすことが出来ました。ただ、組織のなかで20年頑張ってきたのだから、今度は多少大変でも、自分のやりたいことを「組織の外」で掴んでいったほうが楽しいかな?と。それと、「会社の代表」という立場で新しい視点で「声の仕事」に向き合ってみたかったということもあります。

井門さん
井門さん
インタビュアー
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これから挑戦してみたいことは?

ナレーションですね。ラジオのパーソナリティとは別の「声だけの世界」にどっぷり浸かるのもいいですね。

井門さん
井門さん
インタビュアー
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最後に、このサイトをご覧いただいているフリーアナウンサーの皆さんへ、ご自身が心がけていることとなどを含めて、アドバイスをお願いします。

僕はコンプレックスの塊で…全く自分に自信がないんです。他の人がみんな「すごい!」って見えちゃって。自信をもって「どうだ!」と思えない分、聴いてくれている人のことをより多く考えて話しています。パーソナリティには「どうだ!」と言って前を進んでくれる人もいますけど、自分はちょっと頼りないけど隣で一緒に歩いていくタイプです。これはそのまま続けていこうと思っています。もともと僕はADからスタートしたので「自分が何を求められているのだろうか?」ということがとても気になります。そのための「準備」をしっかりすること。基本ですが、それが大事だと思います。但し、たくさんの知識は持っておいても、それを全部使ってひけらかすことのないように!も注意したいところです。

井門さん
井門さん

【インタビュー後記】

お付き合いは長いわりになかなかゆっくりお話しする機会がなかった井門さんにインタビューが出来てよかったです。ラジオから聴こえる安定感のあるトークの裏側にはそんな気持ちがあったとは!今回はお忙しい中、Zoomを使用して、ご自宅でお時間いただきました。ありがとうございました。

【プロフィール】

明治大学政治経済学部卒。在学中にTOKYO FM主催のDJコンテストで優勝。 2002年4月、(株)JFNへ入社。2004年、アテネオリンピックで現地の生中継を担当。 2008年には、自身がメインパーソナリティを務める「OH! HAPPY MORNING!」がスタート。 現在では番組開始から10年を越え、全国放送の朝の顔としてリスナーの信頼も厚い。 2009年に旅番組のプロデューサーに就任し、自らも出演者として全国各地を取材。 2011年に発生した東日本大震災以降は、特に被災地の取材を重ね、放送を通じて各地の復興の道のりを伝えている。 温かみのある深い声は、リスナーのみならず業界内でも高く評価されており、 2012年、2013年には雑誌『ラジオ番組表 秋号』の“読者が選ぶ好きなDJランキング”FM部門で2年連続1位を獲得。 2019年、天皇陛下の即位礼正殿の儀の特番においてアンカーを務める。 2020年3月、(株)JFNを退社し、同年4月に株式会社ノックを設立。

<現在のレギュラー>

〈JFN系列〉「OH!HAPPY MORNING!(月・火)」MC、「デイリーフライヤー(水・木・金)」MC、「KIKI-TABI~2 Thousand Miles~」(随時)

〈グリーンチャンネル〉「G-FM!走れ!ミュージックリクエスト」MC(不定期)