フリーアナウンサー 大橋俊夫さん

第八弾は、大学ご卒業後エフエム東京入社。退社後もTFM報道勤務を続けられ、今もJFN、TFMでレギュラー番組を担当。JR北海道の車内自動音声も務め、朗読やDJライセンス講座など指導者としてもご活躍中です。そんな大橋さんにインタビューしました!!

インタビュアー
インタビュアー

仕事をする上で気を付けていることは?

番組では「あなた」に向かってしゃべる。言葉の上では「皆さん」と言っていても気持ちとしてはたったひとりのアナタにわかってもらうように心がけていますね。たった一人にきちんと伝わるように話さなければ、誰にも伝わらないですから。ラジオはパーソナルメアだから1対1。スピーチではなくトークであり、双方向だということを意識してます。あとは人の書いた原稿でも「なりきる」。 自分が書いたように伝えたいことを理解してしゃべってます。

 ニュースについて
原稿を作るところからやっているので「簡潔」に。「一文字でも少なく!」を心掛けてます。「若者に人気のアイドルグループAKB48」っていらないでしょ?AKB48って言ってわからない人は何の話か分からないし(笑)警察に逮捕されも。「地検・労基」も逮捕はしますけど…基本、通常の事件事故は「警察に」は要らないですよね。

 朗読について
ナレーションは映像があるけれど朗読は音だけですよね。映像に対して音は弱い(伝わりにくい)と言われているけれど…音は聞いた人が勝手に映像を想像・イメージできる、という強みもあるんです。私はまず本を読んだら、頭の中で画を描きます。更にカット割りも考えます。誰のどの方向から見た映像なのか?を決めて、それを音声でどう表現するか?を考えるんです。そうすると伝えたい映像がハッキリします。もちろん、聞いた人は勝手にイメージするんですが、伝える側に具体的な映像がないと字づらを追うだけの朗読になってしまいますからね。しかも、画コンテを作っちゃうと文字を覚えるより簡単に自分の頭に入りやすいんです。

インタビュアー
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大橋さんの年代で現役のアナウンサーって少ないかも?社員でしたらもう役員だったり定年だったりしますよね?どうしたらそんなに長くお仕事できるんでしょうか?

仕事はオファーがあってのことですが・・・。当たり前のことですが、例えばニュースを読んでいきたいならやはり毎日、新聞を読むとかして時事問題は勉強するべきですよね。朗読をやりたいならたくさん本を読んで、声に出してみることで作品のリズムとか文章のうまい下手とか…がわかってくるものなので。フリートークなら発想を豊かにするために「これはこうでなければいけない」だけではく「こうもあり」だよね「普通、これはないよね」といったことも含めて考える癖をつけることが大事ですよね。

インタビュアー
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大橋さんの武器って、何でしょう?

わりとなんでもやりますけど…好きなことしかやらないことかな?(笑)
オールラウンドは凄いけど、自分の得意なもの、不得意なものを見極めて得意・好きなものを伸ばしていくことが大事ですよね。好きじゃないことを「仕事だから」といって我慢して無理してやってると楽しくない。楽しくないのは仕事じゃなくて「作業」になっちゃう。特にラジオの仕事なんかは人に楽しいことを伝えていきたいので楽しくないことはしないな。自分に合わないことを続けると「芸が荒れる」よね(笑)

【インタビュー後記】
「あ、最後に一言いい?ストレス解消法はマイクに向かう事です!!」と言い切る大橋さん。「現役を続けたいから局アナ(会社)を辞めた」とお聞きしました。とにかく現場が好き!なんですね。体力が続く…いえ、命続く限り!その素敵なお声を聴かせてください!

 【大橋さんプロフィール】
慶応義塾大学経済学部卒、元エフエム東京アナウンサー1995年退社後、フリーとして活動(株式会社オフィスサッキー取締役一般社団法人日本アナウンス協会講師) 現在のレギュラー番組:JFN系全国27局ネット 「DAILYFLYER」パーソナリティFM東京 「TFMニュース」(報道デスク兼務)「霧島リラックスタイム 焼酎ダイニングYASU」ナレーションその他:JR北海道 車内自動音声 担当※ビクターエンタテインメントより配信中「世界の車窓から~大橋俊夫とゆく北海道の旅」東京FM・DJライセンス講師/ 朗読カレッジ講師 ANA研修ビデオナレーション、でじじオーディオブックなど多数