フリーアナウンサー 松井弘恵さん

第16弾は、VOICEVISION代表・フリーアナウンサーとして幅広くご活躍中の松井弘恵さんにトークショーなどの極意を伺いました!!

インタビュアー
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新潟では「野球関連のしゃべり手さんは松井弘恵さん」というほど定評があります。どうやってお仕事が増えていったのでしょうか?

有難いことに野球関連のイベント、トークショー、試合のアナウンスなどお仕事を頂き、それがご縁で仕事が広がりました。もともと弟が少年野球をしていたことがきっかけで野球が好きになり、弟と夜行列車に乗って甲子園まで試合を観に行ったこともありました。「野球大好き」から人脈が広がって「新潟に○○選手が来るからトークショーの相手を」と繋がっていったのです。

インタビュアー
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子供のころから野球が好きだったということは長年の知識も豊富なわけですからお仕事をお願いする側も安心感があると思いますね。一つの事が詳しいと強いですね。昨年、松井さんが司会の山本昌(元中日ドラゴンズ)さんと大井道夫さん(日本文理野球部総監督)のトークショーを拝見しました。お二人に均等に話を振っていて時間内にとてもきれいにまとめられていましたし楽しかったです。松井さんはどのようなことを心がけていたのでしょうか?

あのトークショーは行政主催、健康増進がテーマでした。山本さん推薦のジムやシューズの紹介を入れることになっていました。「山本さんには健康について、大井さんには甲子園など球児の話をしていただこう」など話の「組み立て」を考え お客さんの様子を見ながら「舵取り」をしていく感じです。主催者が何を求めているか、ゲストのいいところを引き出せるように、お客さんが楽しんでいるか、などを心がけています。

インタビュアー
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具体的にどんな準備をしましたか?

山本さん推薦のジムに行ってみたり、シューズを履いて運動してみたりして本番で感想が話せるようにしました。大井さんは以前からインタビューさせて頂いたりして面識がありましたので「こう質問してこのような応えがくるように」などシュミレーションをしました。そしてこれは毎回なのですが、ゲストの関連書物を読んだりDVDを見たり、下調べはたくさんします。このような準備をして本番前の打ち合わせで最新の情報収集、最終的に話の「もって行き方」をイメージします。雑談で出てきた言葉も忘れません。

インタビュアー
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これ!というアドバイスをいただけますか?

すごく準備をしていて知識はあるけれど、「知らない立場」でいることでしょうか。ゲストの方も司会者が「あれも知ってます。これも知ってます」ではがっかりしてしまうと思うんです。気持ちよく話してもらいたいですし、お客さんと同じ立場で「そうなんですか!」と興味深々に驚く!会場の雰囲気を楽しいものにできるかは司会者にかかっていると思います。

インタビュアー
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充分な準備ができているといざ本番は楽しく!という余裕が生まれるのですね。トークが盛り上がるとまた次の仕事に繋がっていきますね。

頂いた仕事を丁寧にやってその人との信頼関係を築くよう心がけています。実は昨年「*レストランバス」の企画運営のお仕事を頂き、会社を作りました。もともとはレストランバスでナビゲーターをしていたのですが、私を信頼して下さり声をかけてくださったのだと思いお引き受けしました。現在6人のしゃべり手さんを採用,養成しています。始めてみると「自分が前面に出るより若い人のしゃべりの方がいいかな」など企画運営もやりがいを感じています。40代になって「自分が求められていることってどういうことかな?」と考えるようになりました。年齢とともに仕事の種類も変わってきていて今のところ上手くシフトできていると感じています。

インタビュアー
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アナウンス協会のナレーション講座を受講されたのもあらたなお仕事にむけてですか?

受講理由は二つありました。一つはレストランバスのナビゲーターさん養成にあたってもう一度、きちんとアナウンスを学びたかったということ。もう一つは自分の新たな仕事としてナレーションをやりたいと思っていたからです。年齢とともに、指導力、落ち着いたトーク、ナレーションなどのスキルを上げていきたいと考えています。ナレーションは株主総会やVP,CMなど堅いものから表情豊かなものまで幅広くできるようになりたいですし、企業に自ら営業に行けるくらい力を付けたいですね。

 *レストランバス=1階がキッチンで観光地を訪ねながらオープントップの2階席で食事を楽しむ。地域の旬の食材を使った料理と美しい新潟の風景の旅が人気のバス。

(後記)笑顔でテンポよくインタビューに答えていただき、トークショー並みに楽しい時間をいただきました!(笑)「野球からのつながりが多い」とおっしゃるもののお仕事の幅はとても広く今回はその一部で申し訳ない限りです。忙しい日々のなかで先も見据えてスキルアップを怠らないという姿勢!まさにセルフプロデュース力、高い方です。

【松井さんプロフィール】
新潟市出身、新潟市在住 VOICE VISION代表・フリーアナウンサー
1995年大学卒業後、BSN 新潟放送に契約社員として入社したがアナウンサーになる夢を諦めきれず、翌年もアナウンサー採用試験や、オーディションを受け続け、1997年に新潟市に開局したコミュニティFM局 にアナウンサーとして入社。
その後結婚・出産を経て、2002年フリーアナウンサーに。BSN、FMPORT などテレビ、ラジオだけでなく、インターネット番組の出演やプロデュースも行う。話し方講座、再就職セミナー、婚活などのコミュニケーションに関する講師や新潟アルビレックスBCスタジアムMCなど、様々なジャンルの司会を担当。2016年からは現在日本に6台しかない「レストランバス」の企画運営、ナビゲーターを務める。